日本工業経済新聞社(茨城)
2013/05/11
【茨城】県筑西土木 鬼怒川大橋の旧橋撤去 両サイド上部工も
県筑西土木事務所は、県道筑西三和線に架かる鬼怒川大橋の旧橋撤去工事(筑西市関本下ほか)について、先行するトラス部分の撤去が完了次第、両サイドの上部工をそれぞれ工区分けして渇水期のころから施工する予定だ。工事発注はその前の早い時期に行う。地元業者を想定。また予算状況によって下部工の解体にも入りたい考えだ。
この工事は鬼怒川新橋が完成したことを受け、旧橋を順次撤去するもの。全長625mのうち、およそ中央に位置するトラス部分の4径間(P9〜P13)で、橋長220m、幅員5/6m、鋼重622t。架設桁を使用することから、橋梁メーカーの横河工事梶i東京都豊島区)が施工している。工期はことし10月まで。
これに続いて両サイドの上部工を2工区に分けて撤去する方針。筑西市側がA1〜P9で橋長225m。結城市側がP13〜A2で橋長180m。
工事発注して施工業者を決めた後、国の許可を待って渇水期の11月ごろから着工する。その後、許可期限内の来年5月末日までに工事を終えたい考えだ。
また下部工についても、本年度の予算の範囲内で端の部分から撤去が行われる見通し。ただ河川上での施工許可が来年5月までであることから、その期間に間に合う範囲で工事が行われる予定だ。
なお昨年5月の水位上昇に伴い、矢板を打つ高さが変わったことから、昨年12月には旧橋撤去の修正設計を樺キ大(東京都中央区)に委託。ことし3月までに、この策定が完了している。