トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/10

【群馬】県企業局が第2期中期経営計画を策定

 県企業局は、このほど第2期中期経営計画を取りまとめた。2013年度から15年度までの3カ年計画で、今後における主な設備整備事業や事業会計の収支見通しなどが示されている。電気事業では、来年度に利根発電事務所の利南遠隔制御等取替事業、再来年度には吾妻発電事務所の四万余水路改修事業などを予定。工業用水道事業では、来年度から2カ年で東毛工業用水道の薬品沈澱池耐震補強工事が見込まれ、水道事業では各施設の電気設備・機械設備を対象とした工事が計画されている。

 中期経営計画は企業局の最上位計画で、中長期的な視点に立って策定されるもの。第2期計画の期間は13年度から15年度までで、より一層の計画性および透明性の高い公営企業の経営を目指していく。
 計画には今後3年間の取り組むべき事業や資本的収支などが示されており◇安定供給◇効率的な事業運営◇経済的・効率的な施設更新および老朽化対策−などを目指す。
 電気事業の主な設備整備計画では、利根発電事務所の利南遠隔制御等取替事業が14年度、吾妻発電事務所の四万余水路改修事業が15年度、板東発電事務所の下久保ランナー取替等事業が14年度とそれぞれ計画されている。また、新たに2カ所の水力発電所建設に取り組んでいく。
 工業用水道事業では、渋川工業用水道で14年度に配水管敷設替工事を計画。東毛工業用水道では14年度からの2カ年で薬品沈澱池耐震補強工事を予定している。
 水道事業では、県央第二水道で15年度に電気・機械設備の整備が計画されている。
 団地造成事業では、15年度から多田山産業団地南エリアA19・7haの整備が見込まれている。ゴルフ場事業では、本年度から玉村ゴルフ場クラブハウスの全面改修が進められるほか、他ゴルフ場についても老朽化の状況を踏まえた改築を検討していく。
 14年度、15年度における各事業の資本的支出をみると、電気事業(建設改良費)は14年度が19億8400万円、15年度が19億8800万円を見込み、工業用水道事業(建設改良費)は14年度が6億8300万円、15年度が10億3500万円を予定している。
 水道事業(建設改良費)は14年度に35億6400万円、15年度に36億5300万円をそれぞれ計画。団地造成の土地造成事業およびニュータウン事業(造成費)は14年度に28億7300万円、15年度に21億7100万円を予定し、格納庫事業・賃貸ビル事業・ゴルフ場事業(建設改良費)については14年度が3億3700万円、15年度が1億4400万円をそれぞれ見込んでいる。