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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/05/02

【茨城】県住宅課 都和と桜川で44戸新築 県営住宅建設計画

 県土木部住宅課は、2013年度の県営住宅建設計画を明らかにした。本年度は前年度からの繰越分も含め23億9352万8000円を計上。都和(土浦市)、桜川(水戸市)の2アパートで合計44戸を新築するほか、桜川アパートの集会所を建設する。さらに金沢アパート(日立市)の住戸改善工事、桜ヶ丘アパート(水戸市)などの長寿命化改善工事を行う。そのほか次年度以降の工事に向けて、桜川アパートなどで設計を委託する予定だ。

 全体事業費23億9352万8000円の内訳は、前年度からの繰越分が3億5373万8000円、本年度が20億3979万円。主に、本年度の事業費で44戸を新たに建設するほか、104戸を継続する。また国の大型補正予算を活用して長寿命化工事を行う。
 まず都和アパートでは13号棟を2カ年で建設する計画。実施設計を委託してまとめた後、建設着工する。規模はRC造4階建て24戸を想定。
 桜川アパートは3号棟で、規模がRC造5階建て延床面積1318・89uの20戸。こちらも2カ年で建設予定。且ト建築設計事務所(水戸市泉町)が実施設計を担当。
 桜川アパートでは集会所も建設する。規模はRC造平屋建て延床面積116・46u。単年度で行う。
 金沢アパートの住戸改善工事は20号棟が対象。既存16戸を10戸に集約してリフォームするもの。古い県営住宅を躯体(RC部分)のみの状態にし、内装や設備機器を更新する。1階はそのままで2〜4階を変える。拠キ塚建築設計事務所(古河市原町)が実施設計を担当。
 また長寿命化改善工事を幾つかのアパートで実施する。公営住宅の長寿命化は前年度から進めているもので、本年度も桜ヶ丘アパートなどで予定されている。
 そのほか現在建設中の5つのアパート(都和12号棟、勝倉5号棟、藤が原4〜6号棟)で屋外付帯工事をことし11月ごろから実施予定。本体に合わせて駐車場や植栽など建物まわりの整備を行う。
 さらに桜川アパート5号棟の建設に向けた実施設計や、金沢アパート21号棟の住戸改善に向けた実施設計も予定されている。