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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/01

【群馬】下水道長寿命化計画で着工へ 前橋市

 前橋市は本年度、下水道長寿命化計画として50年以上が経過した下水道管渠L1・04qの改築工事を更正工法で着工する。当初予算に工事費2億7000万円、カメラ調査費3000万円を計上した。同事業は国庫補助事業として進めるため、5月から6月ころに見込む国からの内示を待って、順次工事の発注を行っていく。また、カメラ調査は下水道量が比較的少ない秋ころ、第2期調査との名目で数分割に分けて委託する。
 市はこれまでも管渠の改築を行っていたが、今後10年間のうちで高度成長期に集中整備した多くの管渠が布設後50年を迎えるため、2012年度に下水道に起因する事故の未然防止やライフサイクルコストの最小化を目的に、下水道長寿命化計画を策定。本年度から同計画に基づき管渠改築や更新を開始する。
 本年度と13年度は、管渠L約2qの改築を更正工法で実施する。本年度はL1・04qを対象に大手町、南町、紅雲町などで改築工事を計画。このほかには朝日町、千代田町、本町、住吉町、六供町でも工事を行う予定。主にφ450o〜1200oの口径を用いて改築を行う。布設する管種は現在検討中。