建通新聞社四国
2013/04/30
【愛媛】山西団地3棟を耐震補強
松山市は、三光団地など市営住宅20棟を対象に2011年度から計画的な耐震補強、外部改修を進めており、13年度は山西団地4・5・6棟の3棟で耐震補強を実施する他、第7〜11棟の補強設計を委託する。また、要望している国庫補助が得られれば太山寺団地40・41棟の耐震補強も実施したい考え。
各団地の状況と今後の見通しは次の通り(構造・規模は表を参照)。
【山西団地】全11棟のうち、第1〜6棟の耐震補強および外部改修の設計を新企画設計(松山市)で進めている。13年度は第4〜6棟、14年度は第1〜3棟で補強工事などを行う計画で、残る第7〜11棟の補強設計も13年度に外注し、引き続き整備していく。整備内容は建屋の北面外部への鉄骨ブレース設置の他、外壁補修と屋上防水。
【太山寺団地】複数ある棟のうち40・41棟の2棟のみ耐震補強が必要と判断し、日企設計(松山市)で補強および外部改修の設計中。整備内容は北面外部への鉄骨ブレース設置の他、外壁補修と屋上防水。予算措置でき次第工事発注する。
【三光団地】耐震評定により第34〜38棟のいずれも耐震補強の必要はないと判断し、35・36・37棟で外部改修を実施済み。34・38の2棟が残っており、14年度以降に外壁改修と屋上防水を行う。
【恵良団地】耐震補強が必要と判断しており、14年度以降に補強設計と工事を行う予定。
【小栗団地】20戸の団地と小栗寮(母子寮)、ふたば保育園の複合施設。新企画設計(松山市)で耐震評定中だが補強が可能と判断しており、13年度に実施設計を外注する。L字型の建屋に対して南側(ベランダ側)はアウトフレーム工法、北側は外部への鉄骨ブレース設置を想定している。