日本工業経済新聞社(群馬)
2013/04/26
【群馬】高崎玉村スマートICの進捗状況が示される
高崎市と玉村町の行政界で建設が進められているスマートICに関する第4回地区協議会(会長・富岡賢治高崎市長)が25日、高崎市総合保健センターで開かれた。誘導標識の設置や事業の進捗状況、今後のスケジュールなどが報告された。開通時期は現段階では来年3月末となっているが、1日も早い供用開始を目指す方針も示された。
冒頭、富岡会長は「年度末の開通に向けて着々と進んでいる。スマートICが開通すれば高崎市も玉村町もいろいろなことが考えられるようになる」とあいさつした。
設計や用地買収、埋蔵文化財調査などの業務はすべて完了しており、現在はNEXCOが土工事や舗装工事、ETC設備工事、標識・照明整備を、高崎市が連結施設整備や側道改良整備を進めている。今後、NEXCOが土工事を6月まで、舗装工事やETC設備工事、標識照明工事を来年3月まで、雑工事を12月〜来年3月にかけて行う。高崎市は、上り線側道工事と連結道路整備を6月〜12月、連結部の照明工事を8月〜12月、案内標識工事と交差点改良工事を8月〜来年1月にかけて実施していくスケジュールが示された。誘導標識については東毛広域幹線道路と主要幹線との交差点やスマートICの半径2q以内を中心に、周辺ICとの整合を図りながら効率的な設置を行っていく。
また、名称については、これまでの『高崎・玉村スマートインターチェンジ(仮称)』から『高崎玉村スマートインターチェンジ』に正式に決まったことが報告された。協議会の委員を務める国土交通省高崎河川国道事務所の阿部悟所長は「名称が正式に決定し、印刷物などでいろいろなPRが可能になるというメリットがある。年度末の運用開始に向けて国民の方々に高崎玉村スマートICを認識していただくことが重要。名称決定には大きな意義がある」と語った。
なお、次回開催は9〜10月ごろを予定する。