建通新聞社
2013/04/26
【大阪】うめきた2期開発の全体スケジュール
うめきた2期区域の開発について、全体スケジュールが初めて示された。JR東海道支線の地下化・新駅の設置工事は2015年度から着手し、23年度の完成を目指す。土地保有については公的セクターが一括で保有する方向で、15年度以降、基盤整備の完了したところから「みどり」を主体とした開発を進める。うめきた地区では4月26日に先行開発区域(グランフロント大阪)がオープン。開発の主役の座は2期区域に移る。
うめきた2期区域はグランフロント東側の敷地で、JR梅田貨物駅跡地17f。同跡地の更地化工事は13〜14年度の2カ年で行う。
うめきたの繁華街に隣接する広大なエリアが2年もの間、工事で閉鎖されることに対して、橋下徹大阪市長は「貨物駅跡のレールの上でビアガーデンをやってみたい」として工事期間中に跡地の一部暫定利用を鉄道・運輸機構に要望。可否も含め利用方法に注目が集まりそうだ。
また、更地化後、土地の細分化を回避するため、公的セクターが一時的に取得する課題については、UR都市機構の大西誠西日本支社長が第3回大阪駅周辺地域部会で「国から指示があれば検討する」という姿勢を示しており、URによる土地取得への道筋が見えてきた。
まちづくりのマスタープランについては、本年度に対話型のコンペを実施し、民間提案を募集。大まかな方向性を固め、15年度以降に基盤整備の完了した部分から別途、民間事業者を募集し、段階的に開発を進める。