日本工業経済新聞社(群馬)
2013/04/25
【群馬】甘楽町は13〜15年度の総合計画実施計画を策定
甘楽町は、2013年度から15年度までの3カ年を期間とする「第5次総合計画実施計画」をまとめた。今後3年間に実施する事業が搭載されており、想定される事業費を盛り込んでいる。福島・白倉地区都市再生整備計画には今後3年間で10億7731万2000円、新設統合中学校建設事業には26億4350万円、うち建築工事費に24億8650万円を見込んだ。甘楽ふるさと館等管理運営事業ではふるさと館の増築を計画しており、14年度から実施設計、15年度に増築工事を行う計画。新規事業では14年度から総合保健センター建設事業に取り組む。
福島・白倉地区都市再生整備計画には、昨年度の大型補正予算に9億889万9000円を措置し、本年度に繰り越している。測量設計委託費3262万4000円、防災空間造成工事費4億1000万円、歩道整備工事費4億1000万円、防災広場整備工事費1780万円、不動産鑑定委託費70万1000円などを確保。ほかに13年度分には1071万3000円、14年度には1億5770万円の支出を想定する。同事業は福島・白倉地区の448haを対象に、防災施設整備や通学路の安全対策などを総合的に実施して「安全で安心して暮らすことのできるまちの実現」を目指すもので、防災交流センターの建設などを計画している。
新設統合中学校建設事業では、本年度予算に8500万円、昨年度からの繰り越し分に7200万円を計上。本年度は校舎や屋内体育館、給食センター、附帯施設の基本・実施設計にとりかかる。14年度事業費には16億6000万円を想定しており、校舎・屋内体育館・給食センターの建築工事、15年度事業費には8億2650万円を見込み、校舎建築と附帯施設整備工事を実施する。16年2月の完成、同年4月の開校を予定する。
甘楽ふるさと館等管理運営事業では増築を計画。本年度は調査、14年度に実施設計、15年度に増築工事を実施する。総合保健センター建設事業では14年度に調査費100万円、15年度に設計費500万円の支出を想定。健康予防の拠点施設整備を行う。
甘楽PAスマートインターチェンジ整備事業では、13・14年度に測量設計を行い、15年度から用地買収・工事に着手となる見通し。13年度事業費は400万円となり、14年度事業費に900万円、15年度事業費には5000万円が見込まれる。
このほか主なハード事業として、遠出居7号線整備事業には、昨年度からの繰り越し分で2億1660万円を措置。測量・用地取得・補償業務を行う。町道久保、下夕町線整備事業には、昨年度からの繰り越し分で1億200万円を計上し用地取得・補償・改良工事を実施する。(仮)町道金山、久保線整備事業には15年度から詳細設計に着手する予定で、1550万円の支出を見込む。天神・北金井1号線道路新設改良事業は、13年度事業費に2760万円を計上し測量設計・用地取得、14年度事業費には2000万円、15年度事業費には2600万円の支出を想定し工事進捗を図る。
上水道事業では、13年度事業費に3億6576万3000円を計上し、L1550m・φ350〜100oの配水管布設工事、14年度事業費に4億5850万円を支出し、L3000m・φ350〜100oの配水管布設工事、15年度事業費には2億2332万円を想定し、舗装復旧工事A1万6010uを行う。下水道整備事業では、13年度事業費に2億7759万7000円を計上しており、L2675mの管路工やA1806uの舗装復旧工事および実施設計、14年度事業費には2億2340万円を予定し管路工L2277mと実施設計、15年度事業費には3億1441万2000円を想定し、L2557mの管路工、A2万1735uの舗装復旧工事および実施設計に取り組んでいく。
土地開発公社が事業主体の住宅団地造成事業は、13年度事業費に4億円を措置しており、宅地造成・用地買収・調査を実施。14年度事業費には5000万円を想定し宅地造成・用地買収・分譲、15年度事業費に500万円を想定し調査を行う。中道工業団地造成事業では13年度事業費に2億4000万円を計上。宅地造成を実施して事業完了を図る。