建通新聞社
2013/04/25
【大阪】勝山住宅実施設計 候補ニュージェック
大阪市は、市営勝山住宅の集約建て替えに伴う建築本体工の実施設計について、標準プロポーザルによりニュージェック(大阪市北区)を委託候補とした。本体工事は2014年度以降の発注になるもよう。
勝山住宅は、大阪市天王寺区勝山2丁目で四天王寺の東側に位置。敷地面積は約7400平方b。既存住棟は1〜6号館の全6棟からなり、1〜3号館は1950年、4〜6号館は52年に完成した老朽施設となっている。
建て替えは、現3・4号館の2棟を解体撤去した跡地約2000平方bに新棟を建設する。その後、残る既存住棟を解体し、跡地利用を検討する。
新棟の規模は125戸分を予定。実施設計は2014年8月末の納期で作成する。既存住棟の規模はいずれも鉄筋コンクリート造4階建てで、1〜3号館が各延べ1203平方b、4号館が延べ843平方b、5号館が延べ1669平方b、6号館が1639平方b。
建て替え用地に充てる現3・4号館の解体設計と、松崎第2住宅2号館移転用住戸整備工事は6月末までに発注する。仮移転が完了次第、3・4号館の解体撤去に着手する。
松崎第2住宅2号館については、勝山住宅3・4号館の現入居者を仮移転させるため、簡単な補修を行うもので、鉄骨鉄筋コンクリート造15階建て、27戸分を整備する。場所は大阪市阿倍野区松崎町3丁目。8月までに整備を終える。
このほか建設地の地質調査を6月までに委託する予定だ。