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建通新聞社
2013/04/24

【大阪】十八条〜大野改築 放出〜海老江新設調整

大阪市建設局は2013年度、下水汚泥圧送管の新設・更新計画で、十八条〜大野下水処理場間の改築更新と、放出〜海老江下水処理場間の新設に向けての調整を進める方針。
 十八条〜大野下水処理場間の汚泥圧送管は、十八条下水処理場(大阪市淀川区十八条1丁目)から大野下水処理場(大阪市西淀川区大野2丁目)までの神崎川沿いに、口径250_の下水管3連が布設されている。総延長は9・2`。
 十八条下水処理場で発生した下水汚泥を地中の下水管を通じて大野下水処理場までポンプ圧送するため、1970年に築造。順次、改築更新を進めており、2012年度末までに延長2・5`分を更新。13年度はさらに延長2・15`分をその4〜6工事の3件に分けて発注する計画だ。
 3件のうち、大阪市淀川区西宮原2丁目から宮原4丁目に至る延長約550bが対象となるその4工事は6月までに発注。その5、6の2件は早ければ10月の発注を予定している。いずれも物件等級は土木B。
 また、14年度の工事発注を予定する大阪市西淀川区歌島2丁目〜淀川区三津屋南3丁目間など3区間については、晃和調査設計(大阪市北区)で基本・詳細設計を作成中。納期は14年3月末。
 放出下水処理場(大阪市城東区永田2ノ3ノ61)〜海老江下水処理場(大阪市福島区大開4ノ1ノ14)間の新設計画については、関係機関との調整やルート計画の見直しなどで着工時期が見えない状況となっている。同区間の総延長は9・7`。
 下水汚泥圧送管は、市内12カ所の下水処理場で発生する汚泥を舞洲スラッジセンターと平野下水処理場にパイプ輸送するために計画。全体計画延長は67・9`。これまでに58・2`分が完成しており、唯一、放出〜海老江間の整備が残っている。既設管については老朽度合に応じて改築更新を進めていくもよう。