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建通新聞社四国
2013/04/23

【愛媛】松山市がガス発電施設を13年度発注

 松山市は、中央浄化センター(南江戸4丁目)へ再生可能エネルギー固定価格買取制度を利用したガス発電施設の設置を計画しており、2013〜14年度の2カ年で整備する方針。事業費として13年度当初予算に3億5300万円を計上したほか、14年度までの債務負担行為として3億5000万円を設定。東京設計事務所で設計を進めており、13年度早期の工事発注を目指している。
 下水道汚泥を処理する際に消化タンク内で発生するガスを活用する発電施設一式(発電機数基、制御装置など)をセンター内に設置する。下水道施設へのバイオマス発電設置は同市では初めての取り組みで全国的にも珍しいという。
 計画発電量は年間394万`h時で一般家庭700戸分に相当する。発電量のうち約8割を電気事業者へ売電するよう構想しており、残りは発電設備の周辺機器・補機類の電力に充てる方針。15年度からの稼動を予定。売電収入は明らかでないが「維持管理費を除く純収入の6〜7年で投資額の回収が見込める」としている。
 また、中央浄化センターは規模が大きく余剰ガスがあるため費用対効果が見込めるが、ほかの浄化センターはガス量が少ないため同様の導入は予定していない