トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(茨城)
2013/04/23

【茨城】古河市新給食センター新築 4月か5月に分離発注

 古河市学校給食保健課が担当する新学校給食センター建設事業で、新築工事が建築、電気設備、機械設備の分離で4月か5月にも発注となる見込み。このほど発表された発注見通しによると、建築は一般競争で、電気と機械は指名競争としている。建設工事費は2012、13、14年度の3カ年継続費として合計31億2179万5000円が設定されている。なお、厨房設備工事も別途発注される予定だが、詳細は現在のところ未定。総事業費は34億6150万円。
<本文> 新給食センターは、老朽化の著しい既存の古河学校給食共同調理場(新久田212−1)、総和学校給食センター(関戸1013−3)、三和学校給食センター(仁連2065)の3つの施設を統合し、現在の総和センターを拡張して建設する。
 昨年には基本・実施設計にかかわる指名型プロポーザルを実施し、鞄立建設設計(東京都千代田区)を選定。5月28日に4480万円(税抜き)で契約を交わしている。
 ことし3月に完成した同社の設計によると、建設地は関戸1014−1ほかで、敷地面積は1万4682・76u。規模はS造一部2階建て延べ5440u。ドライシステム方式で最大1万2000食の調理能力を備える。
 本年度はいよいよ新築工事に入る計画で、4月から5月にも建築が一般競争入札で公告となる予定だ。
 建築工事の概要は、給食棟(S造2階建て延べ5532・62u)、車庫棟(S造平屋建て延べ340・50u)、機械室(RC造平屋建て延べ15u)で、エレベーターは13人乗りが1基。工期は12カ月。
 また、電気設備と機械設備は別々に指名競争入札で同じく4月か5月に発注予定。
 電気設備の概要は受変電、電灯、動力、情報通信網、放送、電気時計、トイレ呼び出し、機械警備配管、自動火災報知、発電機、太陽光など。
 一方、機械設備は空気調和、ダクト、換気、防塵、給排水衛生、消火栓、蒸気供給など。
 このほかに、厨房設備工事も予定しているが、発注時期、発注方式ともに現時点では検討中という。
 完成予定は14年度内。9月からの供用開始を目標としている。
 総事業費は34億6150万円で、そのうち工事費は12・13・14年度の3カ年継続費として31億2179万5000円を設定。内訳は12年度が10億1722万5000円、13年度が2億6338万7000円、14年度が18億4118万3000円。