静岡県は2013年度、県営住宅総合再生整備事業で、長田東団地(静岡市駿河区下川原2ノ9他)のA棟50戸と子安団地(浜松市東区子安町325ノ1他)の3号棟40戸の整備に着手する。いずれも躯体を残して内装や設備配管などを撤去し、間取りの再構築や設備改修、屋上防水を実施。外部共用廊下とエレベーター1基を設置し、段差の解消など、ユニバーサルデザインに配慮した住宅に改修する。
長田東団地は、1974年に建設した鉄筋コンクリート造5階建て、管理戸数140戸の県営住宅。老朽化が進み、現在の居住ニーズに合っていないため、県民の居住ニーズに対応した住宅にリニューアルする。
2013年度の全面改善の対象はA棟。規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ3738平方b(50戸)。設計は大瀧建築事務所(静岡市駿河区)の担当。
一方、子安団地は鉄筋コンクリート造5階建ての住棟6棟で構成。2013年度に全面改善するの3号棟は延べ2370平方bで、40戸。こちらも1976年の完成で老朽化が進み、現在の居住ニーズに合っていないため、リニューアルする。設計は稲垣一級建築設計事務所(浜松市東区)の担当。
(2013/4/22)
建通新聞社 静岡支社