建通新聞社四国
2013/04/22
【香川】小豆島に高校新設
香川県教育委員会は、小豆地域県立高校再編整備推進事業で、現在の小豆島高校と土庄高校を統合し、小豆島町蒲生東蒲生地区に新設高校を建設する。2013年度上半期に校地の範囲を確定するための地盤調査や測量設計に取り組み、年度後半に校舎など建物基本設計と造成設計まで着手したい考えだ。
県は新統合高校の開校目標を17年4月に置いていることから、14年度に校舎など建物実施設計のほか、用地取得が整い次第、年度後半にも校地の造成工事に着手。15〜16年度に管理棟・教室棟を含む校舎、武道場、体育館などを順次建設し、17年4月の開校を目指す。
現在の小豆島高校の校地は4万8000平方b、全校12学級で生徒数は310人(12年4月現在)、土庄高校は校地4万5000平方b、全校12学級、363人(12年4月現在)。
新設校は、既存校の機能をベースに全日制と定時制の普通科で1学年220人、6学級×3学年相当が必要規模と想定しており、校地面積で4万〜5万平方bが最低限必要だとしている。建物基本設計や造成設計の委託までに校舎などの規模、校地面積などを確定させる見込み。
09年10月策定の「県立高校再編整備基本計画」の中で、11年度以降おおむね10年間を見通した方針を踏まえ、小豆地域の小豆島高校と土庄高校は、統合に向けて校地や学科などについて決め、必要な施設設備の整備を行う、と位置付けられた。
また、三豊・観音寺地域では観音寺中央高校と三豊工業高校との統合に向け、総合学科と工業科を併せた新たな学校の教育内容の検討と、観音寺中央高校で必要な施設設備の整備が計画に盛られた。
現在、数期に分けて観音寺中央高校で全面改築が行われ、13年度は工業系校舎棟の基本設計に取り組む。三豊工業高校の機能が観音寺中央高校に移転される形の新統合高校になる。同校は17年4月に開校の予定。