建通新聞社(神奈川)
2013/04/19
【神奈川】神奈川県警察本部 大磯警察署改築へ 13年度に調査・基本設計 簡易公募型プロポーザル方式で選定へ
神奈川県警察本部は、警察署整備の新規事業で、大磯警察署の改築を計画している。2013年度に調査・基本設計を行う予定。当初予算に、事業費の2721万円を盛り込んだ。
場所は、大磯町国府本郷207ノ1。現在地での建て替えを予定している。13年度の調査・基本設計委託先は、簡易公募型プロポーザル方式で選定する見通し。14年度は、実施設計を作成。15年度に着工し、17年度までの継続で施工する。現庁舎敷地の空きスペースに新庁舎を建設し、17年5月に新庁舎での業務を開始。その後、現庁舎を解体する。
現在の庁舎は、1972年4月の建設。老朽化・狭あい化しているほか、耐震診断でも、耐震性能の不足が指摘された。神奈川県西部地震発生への備えが危惧される。
新庁舎は、大規模地震に耐えられる構造とし、大規模災害発生時における応急活動の拠点とする。災害時の電力確保のために太陽光発電設備を整備する予定。また、窓口待合スペースや、来庁者用の駐車場を拡充し、行政サービスを充実する。階数、規模などは、現地調査後、基本設計の中で検討していく。
敷地面積は約3262平方b。現在の庁舎は道路側に面している。裏側に車庫や空き地があるため、この土地を利用して新庁舎を建設する。既存庁舎の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1276平方。