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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/04/19

【群馬】草津町が御座之湯完成披露式開く

 草津町は18日、建設を進めていた湯治体験施設「御座之湯」の完成披露式を開催した。湯畑の同施設前で開かれた式典には、観光団体や商工団体関係者も多く出席し、同地を訪れていた観光客も足を止めて一緒に完成を祝った。
 開会後、式辞に立った黒岩信忠町長は「湯畑の再整備は草津二十数年来の願いだった。テーマである『湯源湯路街』のメーン事業の1本目の矢が放たれた。屋根まで木で作るなど材質にはとことんこだわった」と胸を張り、喜びを表した。総合監修である北山孝雄氏(北山創造研究所代表)もあいさつし、「5年前に草津町へ講演に招かれて思ったことは『もったいないまち』だということ。湯畑の中心に駐車場があった。観光客にきっと伝わる良い仕事ができた」と語った。
 来賓では、町議会の宮崎公雄議長、県議会の萩原渉議員、吾妻県民局の中山勝文局長、草津温泉観光協会の山田寅幸会長があいさつした。宮崎議長は「御座之湯は草津の、あるいは群馬県の大きな象徴であり、きっとにぎやかな草津になる」と期待した。萩原議員は「草津を訪れる人々にとって、新しい喜びの拠点ができた。草津町が、県で進める『まちづくりビジョン』の先頭に立ってほしい」と述べた。中山局長は「黒岩町長や北山先生の御座之湯への熱い思いを感じた。草津が県内の温泉全体に良い効果をもたらす」と力を込めた。山田会長は「技術の武藤組、技術の柴山建設、この地元2社が非常に良い仕事をしてくれた。湯畑はすばらしいスポットになる」と施工企業をたたえた。
 御座之湯は、W造2階建て、延べ床面積756・9u。設計はK計画事務所(北山孝二郎代表、東京都世田谷区)、施工は武藤組・柴山建設JV(草津町)が担当した。