建通新聞社
2013/04/18
【大阪】府庁本館耐震化へWTO公告 大阪府
大阪府住宅まちづくり部は、府庁舎本館耐震改修の総合評価落札方式(技術提案型)による一般競争入札をWTO対象工事として、4月18日付で公告する。入札参加申請は5月14日まで受け付ける。開札は7月11日。9月議会で承認を得た後に着工する。
府庁本館は大正期(1926年建設)の希少な近代建築で、耐震改修は主に、歴史的・文化的価値が高い東館の全体が対象となる。建物はE字型に配置されており、規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ2万4287平方b。場所は大阪市中央区大手前2ノ1ノ22。
補強方法は基礎免震構造を採用したレトロフィット工法。
使用する主要資機材は、▽積層ゴムアイソレーター(口径800〜1000_)80カ所▽弾性すべり支承(口径500〜700_)106カ所▽直動転がり支承2カ所▽鋼製ダンパー33カ所▽オイルダンパー12カ所▽鋼管杭@(口径457・2_、厚さ14_、長さ5・9b)957本▽鋼管杭A(口径609・6_、厚さ16_、長さ5・9b)188本−など。
2016年10月末の完成を目指す。
実施設計は松田平田設計大阪事務所(大阪市西区)が担当。
13年度予算には、本年度の工事費9925万円と債務負担行為(13〜16年度)の工事費65億0075万円を計上した。