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建通新聞社(神奈川)
2013/04/18

【神奈川】神奈川県警察本部 横須賀警察署の新築 12月の着工をめどに発注 債務負担合わせ26億円余

 神奈川県警察本部は、横須賀警察署の新築工事について、2013年12月の着工をめどに発注手続きを進める。当初予算に1億3100万円の一般会計を計上するとともに、25億円余の債務負担行為を設定。15年度末の完成を目指す。
 横須賀警察署庁舎は、1970年3月の建設で、経年による老朽化と署員増員による狭あい化が著しい。また、1998年に実施した耐震予備診断の結果、大規模な補強が必要と判定されており、これらの問題を解消するため、移転による建て替えを行う。
 移転先は、横須賀市新港町1ノ10。横須賀市が官公庁の集約を計画している臨海地区の市有地。敷地面積は約6000平方b。
 新庁舎の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ約5704平方b。(鉄骨造の車庫棟を含む)。建築面積約1086平方b。高さ約26b。庁舎機能のほか、小規模射撃場と女性専用留置場を備える。設計は、金子設計(横浜市磯子区)が担当。
 災害時の拠点警察署としての機能を整備。大地震に耐えられる構造とし、5階建ての高さを確保。大規模災害発生時には応急活動の拠点となる。また、来庁者の駐車場を拡充し、横須賀市など警察署管内に住所を有する優良運転者に対しては、運転免許の即日交付を実現する。
 加えて、省エネ、創エネに配慮し、LED照明設備や、太陽光発電設備(定格出力50・4`h)を設置。災害時の必要最小限の電力を確保する。
 13年度の一般会計と債務負担行為の合計26億3600万円の内訳は、▽工事請負費25億9233万円▽工事監理費4242万円▽電波障害調査費124万円。