建通新聞社四国
2013/04/16
【高知】工業団地30ha確保目指す
高知県商工振興部企業立地課は、企業立地促進法に基づく新たな基本計画を策定した。期間は2017年度末まで。
基本計画では、期間内に合計30f規模の新たな工業団地を確保し、その後も継続した団地開発の推進に向け、市町村との調整を進める。開発に当たっては、震災に強い安心・安全な団地整備はもとより、工場周辺の自然環境などへの配慮や、都市計画・土地利用計画・農業振興地域整備計画などとの整合性に留意する。
開発箇所の選定は、高速道路や空港などへの交通アクセスが良好であり、かつ、津波の心配のない安心・安全な地域で、成長分野の産業集積やサプライチェーンの実現を目指した開発規模の確保を図るなか、企業立地の可能性が高い中央部とインフラが整備されている中央部以外の場所を選定している。このうち、香南市香我美町の香南工業団地では分譲面積7・9fの整備を進めているほか、高知新港でも新たな企業用地を開発するため、14年度の着手、15年度の完成を予定している。
指定集積業種に属する事業者の企業立地および事業高度化の目標数値は、企業立地件数または新規事業件数を60件、製品出荷額または売上高の増加額を600億円、新規雇用創出件数を2100人に定めている。