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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/04/13

【茨城】県営繕課の13年度主要事業まとまる/取手二高と下館二高改築へ

 県土木部営繕課は、2013年度の主要事業をまとめた。前年度繰り越しを含め工事額は99億400万円。この予算で取手二高と下館二高の改築を予定しているほか、本年度末の完了に向けて取手競輪場の改修、水戸二高と水戸農業の新築復旧、常陸大宮土木事務所の復旧、石岡一高の改築などを進めていく。また委託額5億7100万円で、県北特別支援校の新設に向けた設計、土浦三高改築の設計などを行う。そのほか、50棟60件の耐震補強工事と97件の補強設計を実施する。
 本年度の工事件数は、繰越分も含め、教育庁財務課所管の「学校」が124件、それ以外の「一般」が49件で合計173件。前年度の152件を21件上回った。
 工事額は99億400万円(一般21億2400万円、学校77億8000万円)。前年の108億300万円より8億9900万円少ないが、例年から比べれば多い。
 設計は、所管課からの依頼件数が繰り越しを含め137件で前年の134件より3件増。委託額が5億7100万円で前年の7億9600万円より2億2500万円減っている。
 これらの予算をもとに、取手二高の管理普通教室棟(RC造4階建て延べ3992u)を2カ年継続で建て替えるほか、下館二高の普通教室棟(RC造3階建て延べ3600u)も2カ年で改築する。
 震災関連では、水戸二高の普通・特別教室棟と水戸農業高校の管理教室棟について、前年度から新築復旧を進めており、本年度に完了予定。
 同じく被災した常陸大宮土木事務所の庁舎も、前年度から復旧を進め本年度完了を見込む。
 通常事業では前年度から着工した石岡一高管理・普通教室棟の改築が本年度に完了予定。そのほか2011年度から進めている取手競輪場のバックスタンド耐震改修が本年度完了を目指す。
 一方、設計関係では、県北地区特別支援学校の新設に向け、常陸太田市立瑞竜小学校の改修設計と増築設計を進める。また土浦三高特別教室棟の改築に向け基本設計をまとめる。
 そのほか耐震補強工事は本年度に50棟60件を予定しており費用に35億1000万円、補強設計は97件で費用に3億2000万円を試算。いずれも前年より上回っている。