建通新聞社
2013/04/12
【大阪】幹線道路LED化へ今秋に整備方針 大阪市
大阪市建設局は、幅員8b未満の生活道路で進めている照明灯のLED化について、幅員8b以上の幹線道路でも実施していく考えだ。今秋にも整備方針を策定し、2014年度から本格的にLED化に取り組む。
整備方針の策定に向けての検討業務は、「LED幹線道路導入実施検討設計」として第1四半期の外注を予定。整備対象路線の絞り込みや設置方式(リース・買い取り)などについて検討する。現在、担当課でLEDメーカー数社の製品調査や業務委託料の局内調整を急いでいる。
同市では、11年度から生活道路(道路幅員8b未満)の照明灯のLED化に着手。20年度までに水銀灯、ナトリウム灯を順次LED化するスケジュールを組んでおり、設置工事を発注してきた。
これに加え幅員8b以上の幹線道路についてもLED化に取り組む計画で、総設置数は4万灯を超える見込みだ。
同市が取り組んでいる生活道路のLED化では買い取り方式を採用。幅員5bの生活道路については30b間隔に1灯設置して平均4lx(ルクス)の明るさを確保できるLED製品を特記仕様書に明記している。
ただ、1〜3月に府と共同で行った新御堂筋高架のLED化(大阪・吹田市境〜大阪市北区南森町間など500灯)はリース方式で設置しており、買い取りかリースか、整備方針策定への大きな課題となる。