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建通新聞社(岡山)
2013/04/10

【岡山】錦メガソーラーを海塩田跡地に 11月頃着工

 瀬戸内市は、世界有数のメガソーラー発電所の設置を見込んでいる錦海塩田跡地活用基本計画をまとめた。
 注目の発電所は、跡地約500fのうち、産業廃棄物最終処分場や牧草地として利用されているエリアを中心とした約250fに建設する。太陽電池パネルを敷設し、最大で230㍋hを出力する。総事業費は約550億〜820億円を想定している。着工は11月ごろを予定。なお、発電事業開始は電力会社による送電線新規敷設工事などを踏まえ2018年9月ごろを見込んでいる。
 主な設備の概要は太陽電池パネル(結晶シリコン)約94万枚、パワーコンディショナー(直流→交流変換)約240台、昇圧変圧器(300V〜500V→22KX)約240台、主変圧器(22KV→110KV)4台。
 また、付帯設備として、管理道路、フェンス、敷地内の南北横断用に中央排水路に橋梁などを新設する。
 建設・工事を推進するのは、瀬戸内Kirei未来創り連合体(代表構成員:くにうみアセットマネジメント)。連合体構成員は、ゴールドマンサックス証券、東洋エンジニアリング、自然電力、日本IBM、NTT西日本、ジャーマンインターナショナル。
 これらの企業は、地元企業とのジョイントベンチャーでの協業を想定しており、太陽電池パネルメーカー、パワーコンディショナーメーカー、建設会社・土木工事会社・建設コンサルタントなどの地元企業が参画できる形態を取ることなどを計画している。 
 このうち、設計施工調査チームは、東洋エンジニアリングと自然電力が担当し、清水建設、中電技術コンサルタントなどと協働して事業を進める。
 また、発電所建設に伴い、防潮堤(錦海湾堤防部、玉津港周辺および師楽港周辺)、ポンプ設備(排水ポンプ設備増設、ディーゼル発電設備新設)、中央排水路の河床掘削工事の公共施設工事を提案している。