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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/04/05

【茨城】県警 再編整備に予算拡充 神栖警察署で設計 那珂湊庁舎は建設

 県警察本部警務部警務課は、2012年度よりも予算を拡充して警察署の再編整備を進める方針だ。13年度予算に合計1億8173万4000円を計上して、(仮)神栖警察署の設計や、ひたちなか市内の警察署統合に際した(仮)那珂湊庁舎の建設を行う。
 警察署の再編整備は、第2期の警察施設再編整備計画(12〜16年度)に基づき実施されるもの。犯罪情勢や交通情勢を踏まえ、警察力の更なる強化を図るために実施している。
 13年度は、前年度の当初予算6600万円の約3倍となる1億8173万4000円を計上。これを(仮)神栖警察署の設計費1億1938万7000円、(仮)那珂湊庁舎の建設費6234万7000円に配分した。
 (仮)神栖警察署は、神栖市木崎地内に予定される(仮称)土研跡防災公園(約21万5000u)のうち、南東部分の敷地約1万uに、延床面積約4800uで計画。犯罪が多発する神栖市へ、市が行う防災公園と一体的に整備する。
 13年度予算で基本・実施設計を進め、14年度から建築工事に入る見通し。通常、警察署建設の工期は2カ年だが、予算状況が厳しいことから平準化の観点で3カ年にすることも考えられる。
 一方、(仮)那珂湊庁舎の建設は、ひたちなか西警察署と統廃合されることで無くなる、ひたちなか東警察署の代替施設。大型地区交番と運転免許更新をあわせた施設を、S造一部2階建て延床面積約500uで、ひたちなか市田中後39−10に建設予定。このほど実施設計者が鰹シ栄設計(ひたちなか市高場)に決定した。設計がまとまり次第、工事発注して建築する。