建通新聞社
2013/04/03
【大阪】門真Bなど2団地5棟耐震 府住供
大阪府住宅供給公社は、2013年度の事業計画をまとめた。主な事業では門真B団地など2団地5棟の耐震改修を予定。住民説明の状況にもよるが、今夏の工事発注を目指す。
耐震改修は門真B(門真市)が5階建ての1棟28戸、加守(岸和田市)が5階建ての4棟200戸について、Is値0・6以上の確保を目標とする。
計画修繕事業では鴨谷台など7団地780戸の外壁改修、香里三井など19団地2552戸の建物内・外部の鉄部塗装塗り替え、東大阪鴻池など7団地7基の加圧式給水設備改修、OPH千里佐竹台Uなど6団地1072戸のガス漏れ警報器取り替えを予定している。
住戸改善事業は530戸の浴槽設置工事を予定。うち240戸は3カ所給湯化(ボイラー1基を設置し台所、洗面所、浴室に配管)を伴う工事となる。洗面化粧台の設置は茶山台など4団地35戸、千里山田西では20戸分の居住水準向上リフォームを予定しており、LDK化や設備のグレードアップを行う。
このほかの建設事業計画では応急補強を堺市内の3団地(三原台B・2棟211戸、晴美台D・1棟104戸、槇塚台・1棟112戸)で予定。機械式駐車場施設の撤去は、住吉(大阪市)など5団地で166区画を撤去、83区画を平面化する。
同公社では今後3カ年で約19億円を投入し、耐震化に取り組むほか、毎年約7億円を計画修繕に投じる経営計画を立てている。