日本工業経済新聞社(群馬)
2013/04/02
【群馬】建設技術Cへの道路ストック総点検代行で説明会
県建設企画課は3月29日、橋梁の長寿命化計画などの点検業務に伴う説明会を県庁で開催し、群馬県建設技術センターへ道路ストックの総点検業務や橋梁の長寿命化計画策定に先立つ点検業務などの委託を考えている市町村職員が多数参加した(一部既報済み)。
当日は、県へ支援を希望する市町村が道路ストック総点検業務、橋梁の長寿命化計画に先立つ点検業務などを同センターへ委託、技術系職員の不足が顕著となっている市町村に代わって同センターがこれらの業務を測量・コンサルなど関連業界へ発注する仕組みが説明。冒頭、あいさつに立った同課の倉嶋敬明課長は「本日は道路ストックの総点検業務など県へ支援を求める市町村の方々に集まっていただいた。建設技術センターではこの業務支援のため、技術支援係を新設し市町村の皆さまとコンサル業者との間に入って業務を進めていく。具体的な制度設計を説明するので、しっかりと聞き、質問などがあったら積極的にお願いしたい」と呼びかけた。
その後、具体的な支援内容や今後のスケジュールなどが示された。
同センターから発注される業務を受注するにあたっては、専門的な知識と一定の点検水準や成果品などの作成基準を統一する必要があることから県、同センター、群馬県測量設計業協会、建設コンサルタンツ協会が共同で技術者認定プログラム制度を創設。プログラムの実施にあたっては講習会の受講・修了による技術者認定(認定証の交付)が必要となる。
その認定技術者が管理・照査技術者として業務を担当できる県内企業へ原則委託されることとなる。
認定プラグラムの講習会は、今月中旬に開催される予定だ。