建通新聞社四国
2013/04/02
【高知】公募型プロポで 子ども総合センターの基本設計
高知県地域福祉部は、老朽化している療育福祉センターと中央児童相談所を建て替え、「高知県子ども総合センター(仮称)」として一体的に整備する方針を固めた。2013年度は、施設の概要などを決める基本設計を公募型プロポーザル方式で6〜7月に公告する予定。
新施設の規模は、延べ9000平方b程度を想定。地震発生時の津波浸水に対する安全性や利用者にとっての交通の利便性、また一定規模の敷地面積が必要なことから、現在の療育福祉センター(高知市若草町)の敷地約1万平方bに建設する。今後は、14年度に実施設計、15〜16年度に建設工事を進め、17年度中のオープンを目指す方針。
現在、療育福祉センターにある施設の概要は、本館(1974年建築)が鉄筋コンクリート造2階建て延べ6239平方b、発達障害者支援センター棟(81年建築)が同造2階建て延べ1170平方b、難聴幼児通園棟(65年建築)が同造平屋253平方b、旧看護師宿舎(75年建築・現在は使用していない)が同造2階建て延べ529平方b。これらの施設は、新施設完成後に解体する方針。
高知市大津甲にある中央児童相談所の施設概要は、本館(80年建築)が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1773平方b、一時保護所棟(80年建築)が同造2階建て延べ485平方b、児童支援ホーム(99年建築)が木造2階建て延べ269平方b。