日本工業経済新聞社(茨城)
2013/03/29
【茨城】県警 (仮)那珂湊庁舎の建設 松栄設計で実施設計
県警察本部警務部警務課は、警察施設再編整備計画の一環として、ひたちなか市田中後地内に(仮)那珂湊庁舎の建設を計画している。このほど実施設計が鰹シ栄設計(ひたちなか市高場)で始まった。この設計がまとまり次第、建築工事が発注される予定だ。整備予算は6234万7000円。
(仮)那珂湊庁舎は、ひたちなか西警察署がひたちなか東警察署と統合して「ひたちなか警察署」に再編されることに伴い、無くなるひたちなか東警察署の代替施設となるもの。
県警では、2012年度当初予算に用地取得費や庁舎建設設計の委託費など合計7053万6000円を計上。用地取得を先行して進めた結果、ひたちなか市が土地区画整理で所有していた「田中後39番10号」を取得した。
この場所は、国道245号から那珂湊駅に入る交差点付近に立地するヨークベニマル那珂湊店の北側。
また実施設計については用地取得に時間を要していたことからずれ込み、3月の入札で松栄設計に決定。同者は税抜き798万円で落札した。
施設は、地元の利便性を考慮して大型地区交番に運転免許更新の窓口を併設する。規模はS造一部2階建て延床面積約500u。一部2階部分には交代勤務用のスペースを設ける。
そのほか、所長が寝泊まりできる簡易な居住スペースを別棟で建設予定。
建築工事は1本で発注されるもよう。本年度当初予算には施設の整備費として6234万7000円が計上された。
完成後は、ひたちなか警察署の分庁舎として位置づけられる。