建通新聞社(神奈川)
2013/03/28
【神奈川】JR関内駅北口 「駅が街の風景になる」
JR関内駅北口整備協議会(会長・中田穂積横浜市都市整備局長)は3月26日、第6回協議会を開き、再整備する関内駅北口の新しい駅舎の形状や検討状況、都市計画手続きについて報告した。また、総額3億0030万円とする2013年度予算案を決めた。
新しい駅舎は「駅が街の風景になる」をコンセプトに、駅舎内部の活動を外に見せるデザインとなっている。改札を出るとすぐ大屋根のある駅広場があり、駅から伊勢佐木町・馬車道方面に空間が連続して広がっていくイメージ。改札レベルとホームレベルはエスカレーターとエレベーターを上下線にそれぞれ1基ずつ設置する。
高架下には、生活機能支援施設として定員60人の保育所と、利便性向上施設として店舗を新たに整備する。事業者は未定で、JRが選定する。
今後、JR東日本が駅舎の詳細設計を進め、太陽光発電などのエコメニューや歩道橋の撤去など施工計画を検討。13年度中に工事に着手し、16年度の完成・供用開始を目指す。
事業に伴う道路の都市計画変更は、6月の都市計画審議会を経て告示する予定。