日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/27
【群馬】雨水管下水道管で工事費盛る 玉村町
玉村町は、来年度に実施する雨水対策事業と特定環境保全公共下水道整備事業の工事内容について明らかにした。両事業の合計事業費には5億2800万円を投入し、そのうち雨水対策事業の雨水滝3号幹線へ1億5700万円余りを配分している。今のところ4分割発注を計画しており、1工事のみ議会案件となり、第1四半期に一般競争入札で公告し、早ければ6月議会、遅くとも9月議会へ上程する。このほか3工事は第2四半期に指名競争入札で発注する予定。
【雨水対策事業・1億5708万4000円】
同事業は、斉田地内および下新田地内の都市計画道路斉田・上之手線地下へ雨水滝3号幹線を布設しているもの。
来年度は4工事を発注する。1工事は5000万円以上1億円未満で下新田地内の既存国道354号との交差点下へ、3800o〜3200o×1500oのボックスカルバートL100mを開削工法で布設する。第1四半期に一般競争入札で公告し、6月か9月の町議会へ議案上程する。残る3工事は指名競争入札での発注となる。このうち2工事が2000万円以上3000万円未満の工事規模で、内容は3200o×1500oのボックスカルバートL40mとL32mを開削工法で布設するもの。もう1工事は1000万円未満の工事で3000o×1500oのボックスカルバートを開削工法で整備する。工事費は計1億3500万円で、このほか積算委託費108万4000円となる。
来年度の整備内容で斉田・上之手線への雨水幹線設置は完了となるが、来年度以降は国道354号高崎玉村バイパス(BP)地下へL400mの布設工事が開始となる。同BPと斉田上之手線との交差点から同町水道庁舎方面(西側)へ向かって3000o×1500oのボックスカルバートを歩道下に整備して雨水対策事業が完了となる。整備工事は2014・15年度を予定。
【特定環境保全公共下水道・3億7300万円】
9地区で工事や測量設計を進める。まず、新規で着手するのは南玉地区と飯倉・五料地区。このほかに下之宮地区でも測量設計を委託する。南玉地区は、φ200oのリブ管L4040mの測量設計委託で予算は2200万円。
飯倉・五料地区は、φ150oの圧送管L約1500m(五料幹線)と、飯倉地内に布設するリブ管φ200oを委託内容とする。両2地区の合計測量設計延長はL4768mで予算は2800万円。
下之宮地区は、φ200oのリブ管L4028mを布設するもので委託予算は2000万円。
国庫補助を受けて進める考えで、内示を待ったのち各地区ごとに指名競争入札で6月ころ委託する予定。
工事は、樋越・斉田・板井・角渕・下之宮・八幡原・川井地内の7地区で着手。いずれの工事もφ200oのリブ管(VU管)を開削工法で布設するもの。
樋越地区は、2工事発注する予定でL226mを第2四半期に、L235mを第3四半期に発注する。
斉田地区もL346mを第2四半期に発注し、L382mを第3四半期に発注する。
板井地区も第2四半期にL263m、第3四半期にL242mをそれぞれ指名競争入札で開札する。
角渕地区は、3工事を指名競争入札する考えで、L550mを第1四半期に、L321を第2四半期に、L358mを第3四半期に発注する。
下之宮地区は、L251mを第3四半期に指名競争入札で発注する。
八幡原地区は、L488mを第2四半期に、L267mを第3四半期に出す。
川井地区は、3工事で第2四半期にL471mとL544mを発注し、第3四半期に225mを発注する。