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　県土木部は、国大型補正分の２０１２年度公共事業箇所付けを公表した。全体額は予備費も含め２１７億４０００万円。これを２３１カ所に箇所付けした。企画部つくば地域振興課を含む所管９課のうち、道路建設課に72億４６００万円、道路維持課に１１５億２２００万円などが配分された。主なものでは、国道２９３号常陸太田東バイパス（常陸太田市）に工事費３億円、筑西つくば線（筑西市）に工事費２億５１００万円、国道２４５号湊大橋（水戸市）など１７００橋の点検に５億９０００万円。県では、国からの大型補正の主旨に基づき、早期工事発注分に充てていく考えだ。

　この箇所付けは、予備費を含む国の大型補正分が、国補事業へ配分されたもの（事務費は含まれていない）。大型補正は早期実行を主旨とした工事費がメーンの予算。箇所表は、企画部つくば地域振興課を含め所管９課ごとに示されている。
　まず道路建設課では81カ所に72億４６００万円が箇所付け。国道２９３号常陸太田東バイパス（常陸太田市）に工事費３億円が配分されたほか、筑西つくば線（筑西市）に工事費２億５１００万円、国道３４９号那珂常陸太田拡幅に用地費を含め６億円（那珂３億円、常陸太田３億円）。
　また国道１２３号桂常北バイパス（城里町）に用地費を含め２億５０００万円、取手東線に３カ所合計で５億３０００万円（用地費含む）が配分された。
　道路維持課は１０４カ所に１１５億２２００万円。国道４０８号（つくば市榎戸）などの舗装補修に12億３８００万円が配分されたほか、国道１２４号（神栖市）などの舗装補修に10億９２００万円。国道１１８号（水戸市）などの道路ストック総点検に４億１６００万円。国道２４５号湊大橋（水戸市）など１７００橋の点検には５億９０００万円が充てられた。
　河川課は22カ所に11億６７００万円。中丸川（ひたちなか市）の地盤改良工事に２億円、桜川（つくば市）の排水樋管工事に１億２０００万円、女沼川（古河市）の伏越工に１億円。
　公園街路課は菅谷飯田線（那珂市）の上部工２億円など、合計９カ所に５億１０００万円。
　下水道課は霞ヶ浦湖北流域下水道（土浦市）の処理場整備２億８０００万円など、合計４カ所に５億８１００万円を配分。
　住宅課では植松アパート１号棟（水戸市）ほか１棟の長寿命化工事に３０００万円など、合計７カ所へ３億１６００万円を充てている。
　そのほか、港湾課では鹿島港（鹿嶋市）の舗装補修に３０００万円、都市整備課では赤太郎通り線（阿見町）の造成工事に１億５８００万円。
　つくば地域振興課では島名・福田坪土地区画整理事業内の電線共同溝工事に１億４３００万円、上河原崎・中西土地区画整理事業地内の宅地造成工事に６７００万円が配分されている。