岐阜県は、緊急経済対策関係の2012年度補正予算の執行にかかる入札契約方式を指名競争入札で実施することとした。また、これに合せて土木一式工事のA等級工事の指名業者数を従来の「20者以上」から「15者以上」に削減して実施する。
これは、補正予算による経済への効果が一日も早く発揮されるよう、公共事業などに係る入札手続きの簡素化により、予算の早期執行を図る。
県は12年度から、土木一式A等級工事の予定価格4000万円以上8000万未満の工事の指名業者数を、従来の20者以上から15者以上に削減する試行を実施しており、今回の補正予算についても、この試行を8000万円以上の工事まで拡大し、指名業者数15者以上で実施する。
また、国の緊急経済対策に関する公共事業の執行を円滑化するため、建設工事の技術者の専任配置の要件を緩和する国からの通知を受けて、主任技術者の専任条件を緩和した。また現場代理人の常駐義務の緩和や監理技術者または主任技術者の専任を要しない期間の明確化についても再度周知を図っている。
提供:建通新聞社