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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/22

【群馬】国道144号三原大橋歩道橋が完成

 歩道整備工事を行っていた嬬恋村の国道144号三原大橋で21日、完成を祝い開通式と安全祈願祭が執り行われた。施工を担当した渡辺建設(渡辺栄志代表取締役、嬬恋村)が主催し、発注者である県側からは道路管理課の依田哲太課長、中之条土木事務所の小此木哲雄所長らのほか、事業実施を働きかけた嬬恋村からも熊川栄村長や熊川浩教育長や、村議会からも羽生田宗俊議長をはじめ産業建設常任委員会のメンバーが顔をそろえた。
 神主による神事では玉串奉奠などを行い、歩道橋が末代まで地域の安全の礎となることを強く祈念した。続いて、関係者あいさつでは、まず依田課長が「4月から統合する小学校や嬬恋高校など学校が集中しており、JR吾妻線万座・鹿沢口駅を利用する多くの歩行者が橋梁を活用していることから、歩行者が安心して通行できるよう着工してきて、本日めでたく開通する運びとなった」と話し、喜びを表した。
 続いて熊川村長は、事業化前に県県土整備部の笹森秀樹部長が現地を訪れ視察したことを振り返り、「笹森部長も歩道の必要性をお感じになられ、事業に着手、完成となった。全村民を代表し、厚く御礼を申し上げたい。三原事業所の方たちが寝食を忘れ取り組んで下さったことへもまた御礼を申し上げる」と謝意を表した。羽生田議長は「念願であった歩道が開通した。三原地区は教育の要所であり、安心して通行ができるようになりうれしい。生徒たちや地域住民が今以上にこの橋梁を利用すると思う」と述べ、県と渡辺建設へ感謝の言葉を贈った。
 三原大橋は、これまで上流側のみに歩道があり、万座・鹿沢口駅から嬬恋高校や東中学校へ行く場合、見通しの悪い横断歩道を通行しなければならなかった。今回下流側にコンクリート橋ブラケット方式アルミ床版橋が整備されW1・5mの歩道が確保された。まもなく開校を迎える東部小学校の児童たちも安全な通学路として利用することになる。