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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/22

【群馬】神流町は13年度予算を編成。普建費は5・1億円

 神流町(宮前鍬十郎町長)は、2013年度予算を公表した。一般会計における普通建設事業費には5億1326万4000円を計上し、前年度の3億8462万4000円からは33・4%の大幅増額となった。これは保育所新築工事費1億6000万円が計上されたことが増額要因。また、3月補正予算では給食センター建設工事費1億7300万円が繰越明許費として計上されており、実質的な普通建設事業費は7億円近くが確保されている。一般会計総額は26億1980万円で、前年度から9・6%の増となった

 保育所は学童保育機能を併せ持つ施設として、万場小学校の敷地内に建設する。工事費には1億6065万1000円、監理業務委託費には607万6000円を盛り込んだ。当初はS造での建設を計画していたが、検討委員会で「W造の方が温かみがある」などの意見が出たことから、W造平屋建てで建設。校舎や体育館などと屋根付きの渡り廊下でつなぎ、雨天時でも濡れずに移動できるような配慮もなされている。渡り廊下部分も含めると延べ床面積は約522uを想定している。学童保育部分については国の補助対象となることから、工事費の一部で活用する。国の補助内示が6月ごろと見込まれていることから、それ以降の工事発注となりそうだ。単体かJV編成での施工かを含めて、発注形態などは今後詰めていく。工期は7カ月程度を想定しており、13年度内の完成、14年度の供用開始を目指す。設計はエムロード環境造形研究所(渋川市)が担当している。
 給食センター建設事業については、3月補正予算で工事費1億7312万3000円、監理委託費336万円を措置した。1988年建設の既存施設の老朽化に伴い、保育所と同じく万場小学校の敷地内に建て替える。新施設の規模について町教委は「まだ話せない」としているが、早期の工事発注となりそうだ。年度内の完成、14年度の供用開始を目指す。設計は福島建築設計事務所(前橋市)が担当している。既存施設については新施設完成後の14年度に解体する予定で、解体設計費48万3000円を当初予算に計上した。
 このほか、道路橋梁新設改良工事費には9000万円を計上。奴郷線舗装工事をはじめ、万場伏原線改良工事、元地1号・3号線改良工事、東沢峠前線・高塩峠前線改良工事を進める。奴郷線については3分離での工事発注を予定する。道路橋梁維持工事費には5490万円を盛り込んだ。土橋1号線舗装補修工事、古田1号・3号線補修工事、125号線補修工事、167号線舗装補修工事、264号線舗装工事、56号線落石防護工事−などを実施する。
 林道工事費には6766万4000円を計上。下小越線舗装工事や、赤久縄線舗装工事、尾附線改良工事、七久保橋倉線舗装工事、土捨場整備工事の進捗を図る。
 生活排水処理事業特別会計は総額4698万6000円を計上。合併処理浄化槽設置工事費1324万円などを盛り込んだ。簡易水道事業特別会計は総額1億4993万8000円となり、うち工事費には5370万円を配分。万場簡易水道配水管布設工事や平原・尾附簡易水道水源改修工事などに取り組んでいく。