新火葬場の建設計画を進める多治見市は、設計候補者を久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)に決めた。周辺に配慮した配置計画や軒が低く抑えられたシンプルな外観デザイン、修景池の提案を評価した。3月末までに地元設計事務所と自主結成する共同企業体と設計業務委託契約を結ぶ。
選定は8社を指名し6社が参加したエスキスコンペで行った。2月6日には候補者を決め、13日に明らかにした。また火葬炉設備の納入候補者は太陽築炉工業(本社・福岡市)を選んでいる。
今後、2013〜14年度で建築設計、14〜15年度で造成と建設工事を行い、15年冬のオープンを目指して事業を進める。
同事業は老朽化などのため合併特例債を使って再整備するもの。建設地は大藪町249の市有地約2万1000平方b。
施設規模は延べ床面積で3000平方b。火葬炉は6基(その他多目的炉1基)設けるほか、告別式などで利用する式場(50〜100席程度)を併設する計画。設計を進める中で詳細規模や構造を決めていく。
環境アセスメントや測量、補償調査などの業務はテイコク東濃支店(多治見市)が担当した。
提供:建通新聞社