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建通新聞社四国
2013/03/15

【高知】県教育委員会 県立学校耐震化へ当初・3月補正で約20億円

高知県教育委員会は、南海トラフ巨大地震に備える施設整備費として2013年度当初予算案で7億1434万円、3月補正予算案で12億1832万円を計上しており、県立学校施設の耐震化を進める。13年度は耐震補強等工事を10校14施設、耐震補強設計を15校23施設で実施する予定。このうち安芸高校南校舎改築については14年度までの債務負担行為として6億8983万円を設定している。
 工事発注は、基本的に3月補正で計上している施設から進め、夏休み前後がピークとなる見込みだが、施設別の時期については流動的。補強工法は鉄骨ブレースを軸に耐震壁増設、耐震スリットなどの在来工法で対応、このほか必要に応じて屋上防水や外壁、照明などの改修を行う。また安芸高校南校舎改築の実施設計はASA設計事務所(高知市)、高知工業高校鋳造工場改築の実施設計は井上和重建築設計工場(高知市)が担当しており、12年度末に規模の詳細をまとめる。
 耐震補強設計は夏場にかけ順次外注する見込み。各施設とも工事は14年度に予定している。
 県では、15年度末までに県立学校の耐震化を完了させる予定で、残る施設の設計も14年度までに全て外注する見込み。