日本工業経済新聞社(埼玉)
2013/03/15
【埼玉】埼玉県電業協会が意見交換会開催
埼玉県電業協会は13日、さいたま共済会館に県立工業高校などの進路指導担当者を招き、2012・13年度向け就職進路指導説明会を開いた。説明会には浦和・大宮・川口・川越の各工業高校、杉戸農業高校、蓮田松韻高校、戸田翔陽高校の7校が出席。求人動向や早期離職について講演を聴いた後、協会員と意見を交換した。
説明会に先立ち島村光正副会長が「人材の育成は我々にとって極めて重要な課題だ。今年は採用する企業と、送り出す学校の認識の差を埋めるために意見交換の場を持つことが出来た。率直に意見を交換し認識を深め、より多くの人材を採用したいと思う。出席いただいた進路指導の先生方にも、より多くの人材を我々電気業界に紹介していただきたい」とあいさつした。
説明会は基調講演として埼玉新卒応援ハローワークの小森孝広氏が、3月高校卒業予定者の就職内定状況を解説。また埼玉県経営者協会地域就職支援コーディネーター統括の新井秀明氏は、学校における進路指導の現状と求人活動、早期離職についてデータを元に解説。協会員らは皆、真剣に聞き入っていた。
休憩を挟み、意見交換に移行。新人を採用する企業として頭を抱えている早期離職の問題や、草食系と呼ばれる新卒者をどのように指導していけば、一人前の社会人に育て上げられるのかなど喫緊かつ需要な課題について意見を交わした。