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　前橋市は、２０１３年度一般会計予算に道路新設改良事業として24億４４８７万３０００円を計上した。新規路線は１路線で東公民館周辺道路に１５５３万円を計上。また継続路線で億単位の予算を計上した旧前橋市地域の事業は江田天川大島線、泉橋通線、市道00−０６２号線（産スポ西通線）、市道00−０４３号線（荻窪公園通線）など。このうち江田天川大島線は、�U期と�V期にそれぞれ予算計上し、�U期では用地補償に取りかかる。�V期は市の単独予算で４０００万円を計上し国庫補助事業の認可を受ければ測量設計に取り組む考え。

　前橋市の新規事業となる東公民館周辺道路整備事業は、箱田町地内に建設を計画している東公民館建設予定地の東側Ｌ３２０ｍにＷ６ｍの道路を新設するもの。全体計画は、市道00−１３１号線（南部環状線）から北側に位置する滝川の管理用道路までを接続する。将来的に東公民館の北側には東公園を整備する予定で、公民館と公園へのアクセス道として利活用する計画。来年度は、測量設計や用地買収、補償を予定。
　継続路線の江田天川大島線�U期工区には１億１０９０万円を計上、用地買収や補償を重点的に進める。�U期工区は、朝倉町地内の主要地方道前橋玉村線から東へ向かうＬ３５５ｍを開設し�V期工区へとつなぐ部分。本年度に開発技術（前橋市）が測量設計の作成を行っており、来年度に用地買収を進めたのち２０１４年度に一部着工へと移行し16年度中の完成を目指す。
　�V期工区は、�U期工区のさらに東側Ｌ４９０ｍ区間。同じく朝倉町地内の計画路線で来年度に国の補助事業としての事業化を目指しており市単独費で４０００万円を計上。事業認可が下りれば区間の測量設計に着手する。
　泉橋通線は、泉橋の橋台２基の建設に着工する。橋梁を全面通行止めにはせず、片側通行で橋を架け替えるため、下部工は下流側半分のみ先行着手。順次整備を行っていく段取り。
　同橋梁は桃ノ木川に架設してあり新橋規模はＬ59・３ｍ、Ｗ12・５ｍの２径間橋梁。橋梁設計はオリエンタルコンサルタンツ（東京都渋谷区）が作成した。
　同線は、上泉町地内の主要地方道前橋西久保線から南へ下り主要地方道前橋大間々桐生線と交差する桂萱中前交差点までのＬ９８０ｍが事業区間。来年度は下部工半分の着手のみを実施予定。
　市道00−０６２号線（産スポ西通線）は、野中町地内の国道50号線から北上し東片貝町地内の青果市場までをつなぐ路線となる。来年度はＬ４５０ｍの拡幅工事を実施する予定で２億２２９７万円を計上した。全体計画はＬ１１５０ｍの現道Ｗ６ｍ〜Ｗ７ｍをＷ10ｍ（片側歩道Ｗ２・５ｍ）まで広げるもの。
　市道00−０４３号線（荻窪公園通線）は、２億３８２１万円を計上して県道と国道との接続部で工事をそれぞれ進めるほか、用地買収の進捗も図る。同線は荻窪町と上泉町地内を通るＬ１５００ｍ区間の現道Ｗ６ｍ〜Ｗ８ｍをＷ10ｍまで広げるもので、このうちＷ２・５ｍの歩道も路線西側に整備する事業。同線の最北端は主要地方道渋川大胡線、最南端は国道17号（上武道路）と接続するもの。
　このほか旧前橋市地域の道路新設改良事業への予算計上状況は、群馬大橋通線へ１３７０万３０００円、市道17−１７３号線（古市・安中踏切）へ２００万円、市道11−７０４号線ほかへ１８００万円、市道18−３２０号線（下蟹沢川）に１６００万円、清里地区南北幹線に７３８０万円、下川淵小北通線へ１８８０万円、朝日町下阿内線（�U期）に１５３０万円、駒形駅通線（�U期）に６３８０万円、駒寄スマートＩＣ周辺へ５４００万円などとなっている。