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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/03/09

【茨城】茨城国体 31競技の会場案まとまる 来年には施設整備計画

 2019年に県内で開催される見込みの第74回国民体育大会(国体)に向け、全39競技中、31競技の会場案がまとまった。県準備委員会第2回常任委員会で一次選定案として示された。水戸市が7競技と最も多く、日立市の3競技が続く。今後、残り8競技の会場を選定し5〜7月に予定される総会で了承を得たい考え。その後、施設整備計画を来年2〜3月をめどにまとめ、所有する自治体ごとに改修が14年度ごろから行われる予定だ。施設整備は大半が改修だが、日立市のみ体育館の建て替えを予定している。
 第2回の常任委員会では、開催準備総合計画や会場地市町村の業務分担を報告したほか、基本方針、競技施設基準、基本構想、会場地市町村の一次選定といった各案の了承を得た。
 そのうち会場地の選定では、全39競技のうち、合意を得た31競技の場所を示した。残る8競技の内訳は、7競技が未合意、1競技が保留。県では5〜7月にかけて予定される総会までに合意を得たい考え。その後、日本体育協会に申請する。
 また競技施設基準は、日本体育協会や競技団体の規定に基づき、競技ごとに整備基準を設けて資料をまとめている。
 そのほか開催準備総合計画では、施設整備計画をまとめる時期も示している。施設整備計画では、どの自治体がどういった改修を行うといった内容をまとめる方針。市町村などにヒアリングを行いながら策定を進める。14年2〜3月に開催予定の常任委員会で初段の計画が示される予定。その後、各競技の整備計画に修正があり次第、追加変更を加えていく。
 中央競技団体が視察に訪れた際の指示により改修箇所を決めていく。視察時期は来年度の予定。その後、予算要求を行うことから改修工事は早くても14年度からとなりそうだ。施設整備は建物を所有する自治体(県や市町村)が実施する。
 施設整備は改修や拡充が大半だが、日立市のみ体育館の新設を予定している。大震災で市民運動公園中央体育館(東成沢町)が使用不能となっていることから、既存地に約1・5倍の規模で建て替える方針。
 なお全体的な施設整備は、開催一年前の18年8月に予定する関東ブロック大会までには間に合わせたい考えだ。