建通新聞社四国
2013/03/08
【香川】高松市 2013年度のコミュニティセンター整備
高松市は、2013年度にコミュニティセンター整備として鬼無と円座コミュニティセンターで耐震補強と改修を行う他、香川町農村環境改善センターのコミセン化に伴う改修も実施する。一方、次年度以降の工事着手に向けて林コミュニティセンター改築に伴う実施設計や東植田コミセン改築の基本設計、十河と国分寺南コミセンの耐震補強と改修の実施設計を行う。2億5000万円余りの事業費を計上した。
鬼無コミセンの規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ451平方b(1976年3月竣工)で、耐震補強と改修を行う他、鉄骨造平屋18平方bの増築を行う。設計は市原建築設計事務所(高松市)が担当した。円座コミセンの規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ451平方b(77年6月竣工)で、耐震補強と改修の他、鉄骨造平屋12平方bの増築を行う。設計は創建設計事務所(高松市)が担当。両施設の改修は外壁・屋上防水改修、内部改修を行う。
香川町農村環境改善センター改修は、川東地区のコミセン整備として耐震強度の低い川東コミセンに変わって同センターを改修してコミセン機能を持たせる。
林コミセンは、耐震補強を行った場合、壁の増設などにより床面積が減少する他、日照の確保や換気機能に支障が生じるなどコミセンとしての機能が低下するため、改築されることとなり、基本設計を3月28日までの期間で、小山建築設計事務所(高松市)が進めている。今後、13年度に実施設計、14・15年度で建設する。規模は鉄筋コンクリート造平屋約700平方b。大小会議室やオープンスペースを設け、太陽光発電設備と雨水貯留設備などを備える。本体建設費の建設単価は30万円/平方b以内と想定されている。
基本設計を行う東植田コミセンは、耐震補強設計を10年度に行った結果、壁の増設などの補強を行った場合、林コミセン同様に日照の確保や換気機能に支障が生じる他、面積減少などコミセンとしての機能が低下することが判明したため、改築に方針変更した。既存規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ400平方b(79年3月竣工)だが、新施設規模は基本設計の中で煮詰められる。
耐震補強や改修に向けた実施設計を行う十河コミセンの既存規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ401平方b(80年3月竣工)、国分寺南コミセンが鉄筋コンクリート造2階建て延べ496平方b(74年3月竣工)。