建通新聞社四国
2013/03/08
【徳島】8日で締切 鳴門競艇場改善の設計者選定
鳴門競艇場の施設改善(改築)を計画している鳴門市企業局は、基本計画(施設改善基本計画・設計等)を策定する設計事務所を決めるため、指名4者による設計プロポーザル競技を行っており、3月8日で技術提案の提出を締め切る。順調なら下旬までにヒアリングやプレゼンを行った上で、最優秀者を特定し、29日の契約締結を目指すことにしている。
参加している4者については非公表だが、いずれも県外の設計事務所で、競艇場の施設改善について設計実績のある企業(全国5者のうち市への入札参加資格を有する4者)とされる。企業局によると、プロポーザルの要領については流動性もあるので、詳細を明らかにできないとしているが、総事業費が40億円程度で延べ床面積が7000平方b未満の施設(ホールを市民と共用できるなど)について技術提案などを求めているとしている。
技術提案の提出を受けて、ヒアリングやプレゼンなどの審査を行うことになるが、選定に当たっては、提案の内容はもとより、市の考えを理解し、より意欲的な設計事務所を注視したい意向。
同事業は、国交省小松島港湾・空港整備事務所が進めている撫養港海岸桑島瀬戸地区における海岸保全施設整備事業に伴い、整備期間中レースを休止し、加えて老朽化した施設の改善(改築)を図るもの。レースは2014〜15年度で休止することにしており、その間で既設の解体・改築などを進めていく計画。
詳細は設計者選定後の基本計画の中で固めていくことになるが、基本的な方向性として、内部での検討時には、できるだけコンパクト化を図り、周辺の良好な環境を生かし、野外ステージなどを設けるなどして、市のランドマーク的な施設として利便性の高い人の集いやすい施設が見込まれていた。