建通新聞社(神奈川)
2013/03/08
【神奈川】川崎市 等々力緑地再編整備、13年度は硬式野球場と正面広場の設計を実施
川崎市は2013年度、等々力緑地の再編整備で硬式野球場の建て替えに向けた基本設計と、正面広場再整備の実施設計に着手する。13年度当初予算案に等々力緑地の整備事業費として10億2600万円を計上、硬式野球場の事業費に3468万円、正面広場に1778万円を充てる。
硬式野球場は陸上競技場方向に移設し、現在の収容人数4000人を約1万人に拡大する。高校野球や社会人野球の大会を開催できるよう、競技者や大会関係者の為の諸室を整備、備蓄倉庫やヘリポートなど、災害時に必要な機能を追加する。
14年度に実施設計を別途委託する。陸上競技場メーンスタンドの改築工事が完了した後、15年度のシーズンオフに既存の球場の解体工事に着手。17年度末までに移設整備を完了させる。
整備計画の策定業務を山下設計(東京都中央区)が担当した。
正面広場は等々力緑地のメーンエントランスとして再整備する。敷地内道路を付け替えるなどして緑地内の各施設へのアクセスを改善するとともに、Jリーグ開催時などに使用する臨時バスの停車スペースを確保する。工事は14年度に着手する。
基本設計をオリエンタルコンサルタンツ(横浜市中区)が担当した。
所在地は中原区等々力1ノ1。