トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2013/03/07

【岐阜】JR岐阜駅前で20階以上の複合高層ビル建設へ

 JR岐阜駅前で3棟目の高層ビルが建つことになった。岐阜市の同駅北口の東側で再開発事業を計画する岐阜駅東地区市街地再開発準備組合(丹羽孝明理事長)が、予定地に20階建て以上で高齢者福祉施設と集合住宅、商業施設が入る複合ビルを建設する方針を明らかにした。事業実施に向けては特定業務代行で進める意向を示し、今後市と協議して業務代行者などを公募していくとしている。4月にも募集の公示を行い、審査して今夏までに業務代行者を選定する見通しだ。2014年度下期に着工し、17年夏ごろの完成を目指す。
 事業予定地は駅北口東側の旧河合塾などがあった同市高砂町1地内。敷地面積は約2800平方b。準備組合の構想では、ビルの階数を20階以上に設定し、1、2階に商業施設スペースを設け、3〜14階に高齢者福祉施設、15階以上に居住スペース(集合住宅)を配する建屋の整備を計画している。敷地内にタワー式駐車場も備える予定。総事業費は60億円を見込んでいる。
 今後は業務代行者などの公募を実施。夏をめどに代行者を決めて、秋からは基本設計に着手、来春の再開発組合設立を見込む。組合設立後に実施設計を行い、14年度内にも着工し17年度中の完成を予定している。
 駅前では再開発で07年に43階建ての岐阜シティ・タワー、昨年には37階建ての岐阜スカイウイング37が完成。東地区はこれらに続く駅前3棟目の高層ビル建設となる。丹羽理事長は「何が今の時代にニーズがあるか全国の企業にアンケートを実施。福祉事業を望む声が多かったことから、構想に高齢者対応の施設を盛り込んだ」と話している。

提供:建通新聞社