日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/06
【群馬】前橋市職員ら22人が防災啓発活動
前橋市は、建築物防災週間(今月1日から7日)に合わせて小規模雑居ビルへの防災啓発活動を実施した。当日は、市職員と消防局員ら22人が6班体制で約180枚の啓発チラシを配り歩いた。
出発に先立ち同市役所建築指導課の中西章課長は「市の安心安全を守っていくため防災啓発へのご協力よろしくお願いします」と呼びかけた。
同活動は、2001年に発生した東京都新宿区歌舞伎町ビル火災での大惨事を契機に市は03年から前橋建築防災安全対策連絡協議会を実施主体とし年1回行っている。活動は今回で10回目を迎えており、ビルが密集する市街地を中心に50棟の飲食店などが入る雑居ビルを回り86店舗へ火災予防や避難経路の確認について所有者や管理者へ防災意識の徹底周知を行った。チラシを受け取った飲食店店長の下田直樹氏は「改めて火の元の取り扱いを再確認していきたい」とコメントを寄せた。
今回の活動により階段部などの物品を撤去するよう指導があったのは7件だった。