建通新聞社
2013/03/06
【大阪】大阪府 京阪電鉄・京阪本線連立(寝屋川市・枚方市) 3月中に都計告示
大阪府は、京阪電鉄・京阪本線(寝屋川市・枚方市)の連続立体交差事業の都市計画決定を、3月中に告示する予定だ。2013年度には事業認可を得て、用地買収の準備作業を開始する。また、環境影響評価書を作成。府と寝屋川市、枚方市で4月4日まで縦覧する。
事業延長約5・5`で、枚方市域約3・4`、寝屋川市域約2・1`。区間内の対象駅は香里園駅、光善寺駅、枚方公園駅。香里園駅東側は、人工デッキで再開発エリアと結ぶ。踏切除却は21カ所。旧国道170号と国道1号との交差部は、高架より高い「高高架区間」。香里園駅は橋上駅となる。高架構造は、鉄筋コンクリートラーメン高架橋、PC桁橋、鋼桁橋。
順調に進めば19年度に着工。28年度の完成を目指す。概算事業費は全体で約900億円。
環境影響評価手続きで作成した環境影響評価書は、事業の実施による環境への影響についての調査結果や、環境保全策を示すもの。
主な環境保全措置としては、弾性枕木直結軌道の採用、排出ガス対策型建設機械の使用、万能塀の設置−などを挙げる。この結果、「影響は最小限」と評価した。