建通新聞社(神奈川)
2013/03/06
【神奈川】二宮町 PFI視野に事業者選定方法検討
二宮町は剪定(せんてい)枝資源化施設建設について、PFI導入を視野にこれから民間事業者の選定方法の検討に入る方針だ。現在、日本総合研究所(東京都品川区)が2014年3月31日納期で進めている建設計画策定業務の中で、選定方法を探る。公募型プロポーザルなどを採用し13年度中の民間事業者決定を見込むが、公告時期などの詳細は未定。
13年度当初予算案には、建設事業費として総額3億6108万円の継続費(13〜15年度)と、同運営事業費に限度額9億8900万円の債務負担行為(13〜25年度)を設定。設計・施設建設と運営を一括する性能発注方式を見込む。
同施設は、同町と平塚市、大磯町の1市2町で12年3月に締結したごみ処理広域化の一環で建設する。同事業の実施計画では13年度末をめどに工事着手し、15年度中の稼働を目指している。
一方、実施計画では1日当たりの処理量は約18dを想定しているが、処理方法や量、具体的な再資源化などの詳細は、建設計画や事業者選定時の提案などにより具体化。
また、同施設建設に伴う生活環境影響調査を国際航業(東京都千代田区)に委託。納期は13年秋ごろの予定で、計画策定と並行して進める。
建設予定地は緑が丘地内の工業団地にある町土地開発公社の所有地。13年度当初予算案には、買い戻しみよる土地購入費として2億2221万円を計上した。
ごみ処理広域化では、同町は大磯町分を含む2町分のペットボトルなどを中間処理するリサイクルセンターの建設や、平塚市の遠藤原一般廃棄物最終処分場(土屋585、容量45万6000立方b)の飽和状態を見込んだ代替施設となる不燃物処理場整備も担当する予定。