建通新聞社四国
2013/03/05
【愛媛】12年度補正 四国地整事業愛媛配分316億
四国地方整備局は、2012年度補正予算の成立を受け、管内の事業概要を発表した。愛媛県へは直轄事業90億円と補助事業226億円の計316億円が配分された。愛媛県内の新規事業はなかった。
ゼロ国債を含む配分の内訳を見ると道路事業では、四国横断自動車道愛南大洲線に8000万円、11号新居浜バイパスに5億7500万円、196号今治道路に3億円、松山外環状道路インター線は改良・橋梁・舗装などの工事促進に32億7300万円、松山外環状道路空港線に9億4000万円、56号宇和島道路に舗装工事推進などに12億円、56号伊予インター関連に1億4000万円、56号肱川橋橋梁架け替えに9000万円、11号交差点改良等に3800万円、33号交差点改良等に1800万円、56号交差点改良は和霊歩道工事に1億1000万円、192号と196号の交差点改良等に2000万円、56号和泉地区電線共同溝に1億4000万円、11号小坂地区電線共同溝に2億円。維持管理では老朽化対策や地震対策・風水害対策等に20億0600万円を充てる。
補助事業では、197号八幡浜道路に7億円のほか、317号・(主)伊予川内線・(市)新田松神子線ほかの道路付属物等点検に3億8100万円。市町村道整備への交付金は久万高原町2000万円、宇和島市3000万円、西予市5400万円。
河川の直轄事業では、肱川改修(沖浦・小浦地区築堤、大和橋改築、阿蔵地区ほかCCTV新設等)・維持修繕に11億8600万円、重信川改修(久谷地区と拝志地区の侵食対策、井門地区ほか樋門改良)・維持修繕に17億5500万円。直轄ダム事業は石手川ダムに5300万円、野村ダムに5000万円で堰堤維持を行う。
直轄砂防事業では、表川シブ谷砂防堰堤(東温市一ヶ谷)に1億円、蔭地谷砂防堰堤改築(同 添谷)に7000万円。
港湾事業では、松山港外港地区の物流ターミナル岸壁に1億8000万円とゼロ国債として5億円、松山四国西南航路の老朽化対策(奥南地区・細木地区・船越地区の護岸等の健全度調査、設計等)に1800万円。
空港整備では、復興・防災対策として行う松山空港の基本施設耐震対策、経年劣化に対応した誘導路改良、駐機場雷害対策、照明施設更新に2億8600円。第六管区海上保安本部の航路整備では35航路に8億2900万円。
自治体への社会資本整備総合交付金は防災・安全や基盤整備に107億7100万円を盛り込んだ。