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建通新聞社(中部)
2013/03/01

【愛知】中部森林管理局 森林土木の入札手続き簡素化

 林野庁中部森林管理局は、3月11日以降に簡易型総合評価落札方式で公告する森林土木工事について、企業の技術提案の提出を省略するなど、入札・契約手続きの一部簡素化を認める。2012年度補正予算に盛り込んだ工事を円滑に発注し、早期に着工するための措置。
 対象となるのは、簡易型総合評価落札方式で発注する予定価格が4000万円未満の森林土木工事のうち▽土木一式工事の等級区分が最低位(C、D)の事業者が受注できる▽同じ全体計画の区域内にある継続事業で、既に施工した箇所と施工内容が似ている―のいずれかの条件を満たした工事。簡易な施工計画を含む、企業の技術提案を省略することができる。
 この措置は、3月11日以降に公告する工事から適用する。適用期間は「当分の間」とし、期限を決めていない。これは、13年度予算に盛り込んだ工事と12年度補正分の工事で公告期間が重なる可能性があるためだ。受注者の混乱を避けるため、簡素化措置の適用を13年度当初も継続することも考えられる。
 今回の措置は、農林水産省が12年度補正予算の成立に合わせて地方農政局や林野庁に出した、入札契約手続きの効率化を認める通達を踏まえたもの。

提供:建通新聞社