日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/01
【群馬】県教委、みやま養護藤岡分校は6月契約目指す
藤岡市内に建設が計画されている、みやま養護学校藤岡分校(仮称)について、現在作成が進む実施設計の中で、S造2階建て・延べ床面積2296uに決定したことが県教育委員会管理課への取材で分かった。実施設計については群馬県建築設計センター(前橋市)へ委託されたが、同課によると、実務は松本金弥建築計画事務所(高崎市)が担当しているという。履行期限は3月22日までとなっている。工事は◇建築◇電気◇空調◇給排水◇外構−の5分離発注が濃厚。6月中の契約を目指すため、5月中旬から入札手続きに入る予定。建築のみが条件付き一般競争入札となり、それ以外はいずれも指名競争入札となりそう。外構を除く指名競争入札の案件は建築と同時期の開札を見込んでおり、外構については開校までの期間を考えると分割になる可能性が高く、上期中の発注を目指す。
みやま養護学校藤岡分校(仮称)は、市立藤岡東中学校東側隣接地の本郷地内へ建設を計画。来年4月の開校を目指す。
本年度は現在、2月定例県議会で審議中の2月補正予算案へ工事費7億1400万円を確保。補正予算案については、3月6日に可決される見通し。
このほど決定した施設規模だが、同課によると計画当初の延べ床面積は2214uだったが、実施設計を進めている中で若干大きくなり、最終的には2296uに落ち着いたという。
定員は現段階のところ最大で50人を想定し、開校時の想定人数は39人を見込んでいる。普通教室は16室設置される計画だ。
建設予定地では現在、藤岡市が造成工を発注したばかり。年度末までの工期で田畑建設(藤岡市)が工事を進めているところ。分校として利用される敷地面積は8560uとなる。
具体的な敷地利用だが、南側へ外周150mのトラックを配置し、その西側へ遊具を含めた交流スペース、さらにはその周囲へ地域住民との交流を図るふれあいの道を整備する。南西部には調整池が建設される予定。
校舎はトラックの北側へ配置。西側に玄関を設け、1階の南側には普通教室をはじめ、保健室、職員室がレイアウト。その北側へ教材室、地域支援相談室、自立活動室などを含めた特別教室が並ぶ予定。
2階も同様、南側に普通教室、北側に特別教室が並び、西側には始業式など学校行事が行われる多目的室が配置される。
駐車場は校舎北側に57台のほか、西側へ外来・保護者用の駐車場が20台、さらにその西側の正門近くに10台の駐輪場も設置される。