土岐市は2013年度、新庁舎の建設準備に着手する。13年度当初予算案に準備事業費として基本構想策定業務委託費642万円、先進地視察旅費69万円、建設基金積立金9億円を盛り込んだ。15年度以降の着工を目指していく。
同事業は、市役所本庁舎の耐震補強・改修計画を基本設計の完了段階で止め、建て替え計画に変更したもの。当初計画では13年度の補強と改修工事を目指していた。計画変更は費用対効果を分析した結果などから判断。12年12月議会で建て替えに方向性を決めた。
13年度は、早期に新庁舎建設プロジェクトチームを立ち上げるとともに、外部委託で基本構想を策定する。現在、総合政策課が主導してチーム設置要項を整理しており、3月中にまとめる。建設スケジュールは15年度以降の着工が明らかにされているのみ。新庁舎の概要は、計画規模、建設地も含めて決まっていない。
土岐市の既存本庁舎は1966年11月に竣工。規模は鉄筋コンクリートラーメン構造地下1階地上4階建て延べ5956平方b。施設全体がIs値0・6を満たしていない。特に1階のIs値は0・3以下で、地震時に倒壊や崩壊の危険性が高い。11年度に行った前計画での基本設計は、日本設計中部支社(名古屋市中区)が担当した。
提供:建通新聞社