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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/02/26

【茨城】県公園街路課 偕楽園に案内PR施設 夏前の工事発注目指す

 県土木部公園街路課は、偕楽園東門付近の旧見晴亭跡地に(仮)偕楽園インフォメーションセンターの設置を検討している。偕楽園の利便性と魅力向上を図るため、案内と県内の観光・物産PRができる施設とする。W造平屋建て延床面積約160u。基本設計は、社寺建築の設計監理などで実績のある笈ノ藤平左ェ門建築事務所(東京都新宿区)が担当。今後、詳細設計を進め、夏前の工事発注を目指す。
 この施設は、偕楽園などの情報を発信する「情報・案内機能」をはじめ、県内の観光地や特産物をPR、販売する「観光振興機能」、観光客の休憩や救護、授乳といった「休憩機能」、観光客が手荷物を預ける貸ロッカーなどの「便益機能」を持たせる。
 これまで、学識経験者や観光、商工会らのメンバーで組織する「偕楽園公園(仮)インフォメーションセンター基本設計懇談会」により意見をもらいながら話を進めてきた。このほど、施設の機能や意匠について概要がまとまったことから発表された。
 建設に際しては、国の補助や県の単独費用のほか、偕楽園・弘道館復興のための市民団体(偕楽園・弘道館復興支援の会)により集められた義援金を活用する。総工費は確定しておらず、使用する素材によって変わってくるという。
 県では、伊藤平左ェ門建築事務所により詳細設計を進め、国の補助内示を経て夏前の工事発注を目指す。その後、来年の梅まつりまでに工事を完了させたい考えだ。